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待ちに待った魔法使いの夜がついに発売されました!
プレイ時間は20時間ほどということで、一気に駆け抜けた。
個人的に最大の山場は中盤だと思っているのだが、どうかね(誰)
というわけで、さくっと感想でも。
キャラマテなんかでご存知の通り、青子さんが魔術師になりたての頃のお話です。
何の勘違いか、橙子さんとドンパチやったあとのお話だと思っていたのですが、まさにそのドンパチするお話でしたね…。
一級の人形師なんてどう考えても黒幕は橙子さんじゃないですかー、やだー!そうやってミスリードを狙う作戦ですね、わかります!?などとふざけたことを考えながら読んでいたことをここに白状します、ゴメンナサイ。
そんなわけでみかん色の魔術師が久遠寺邸に乗り込んできた辺りでようやくお話の全貌を理解したのでした、まる
以上の経緯から、個人的に一番熱い展開となったのは5章「魔法使いの夜」、青子と有珠のガチンコ勝負だったりします。
お伽の国と化す遊園地。
善戦するもじわりじわりと追い詰められていく青子と草十郎。
それでも最後まで逃げることは選べるはずもなく。
絶体絶命の大博打、最大出力をもって「月を墜とす」作戦には本気で手に汗握りました…!
あと後編が反則だよね。
草十郎ほんと何なの。どういうことなの…!?
脳内麻薬どっぱどっぱ出しながら、まさかの展開に打ち震えておりました。
この二段構成で完全に撃沈したことはいうまでもありません。
このシーンを自動再生しながら感想を書いてますが、ほんと何なんだろうなこの展開は…( ゜Д゜)
んで、肝心の蒼崎姉妹ガチンコ対決は初戦のアッサリとした敗退に拍子抜けしてしまい、エンジンがかかるまで少々時間がかかってしまいました…。
草十郎vsベオ戦でもあまりの出来事に呆然となってしまったのはいうまでもなく。
青子の魔法行使シーンでようやく物語に没頭できたのでした。はい。
以下は細かくなりそうなので、項目にわけてぼちぼちと。
■登場人物
青子は草十郎に首輪つけて飼っちゃうようなところが大変好きです。
自分にも厳しく、他人にも厳しい。
個人的に、
「ねえ。どうして彼を酷使するの?」
独り言のような問い。
青子は雑誌をめくる手を止めず、
「別に。最後には記憶を消させてもらうんだから、楽しかったら困るじゃない」
極めて分かりにくい、彼女らしい誠実さを口にした。
の部分がすごく好きでして…!
あと、完璧なようでちょっと抜けてるところもすごくかわいいですし。
つか、番外編のバニーは卑怯だろう。
なにあれすごい。着やせとかそんな次元じゃないですよ!?(ガン見)
有珠さんはマジ天使ッスよね!
相当つまんないおやじギャグがつぼりひっそりと呼吸困難になってる姿はもちろん、「悪いけど。これ、わたしのだから」と意地汚さとは違った自分の物への執着心とか、ロビンへの容赦ない仕打ちとか。
下手すると青子より表情豊かなのではなかろーか。ひっそりとした意味で。
あ、ロビンは取り敢えず唐揚げね。
草十郎はつかみどころがなかったなぁ…。
かなり好きな部類ではあるのだけど、どこがどうだとうまく言葉にできません。
もうちょっと読み込んだほうがよさ気です…。
青子、有珠、草十郎の微妙な距離感がとても好きです。
決して必要以上に馴れ合うわけでもなく、それでいて互いに信頼し、心地のいい距離を保っている。
ちょっとした拍子に恋愛展開に発展しそうな、でもしそうにもないこの距離感がなんだかとても好きでした。
橙子さんはえろすぎた。
浮かれちゃって乙女空間炸裂★な橙子さんもとてもかわいらしかったのですが、本編中の魔術師然とした橙子さんは大変えろかったですね。
自分の趣味に走りすぎちゃうところも本当にありが(ry
あとは、「はちみつを巡る冒険」でベオとのやりとりがすごくかわいらしくて、ここにきてようやくベオも好きになれたとか。
教会組は唯架さんのさり気なく人でなしなところと律架さんのダメ人間っぷりに愛着がわいたり。
基礎音律では、ああ、これは青子が律架さんを心底嫌うのは痛いほどわかるな、と納得のお話でした…。
詠利神父も相当破綻してますね。今なら切れると思ったって…。
学校組は鳶丸殿下も芳助もいいキャラしてました!
金鹿ちゃんは番外編で大活躍でしたし。おへそ…。
なんだかんだで全員キャラ立ってたよなー、とかみしめてみたり。
余談ですが、まほよもボイスなしでよかったな、と思っています。
プレイしながら勝手に脳内補完するもよし、な余地が残されているところが好きだったり。
青子さんは三石さん、橙子さんは本田さんボイスで脳内再生されたのはもちろんなのですが、木乃美は吉野さん、鳶丸殿下はイトケンボイスで脳内再生してました。
他はぼんやりしていて、金鹿ちゃんがくぎゅ、なんてーのは個人の趣味に走りすぎなので、そんなに脳内再生されなかったな…。何の自重か。
肝心の草十郎はやっぱりつかみどころなくて不明、有珠はこの人だ!というほどイメージはなかったり。
そんな感じで自分なりにひっそりと楽しんでおりました。
■演出・音楽
演出(スクリプト)については、体験版をプレイしたときから折り紙つきでしたが、日常シーンの空気感はもちろん、大迫力の戦闘シーンまですごく凝っていて、何つーか「なんて贅沢な作品なのだろう…」と半ば放心するほどでした。
うん、まほよのためにぱそこさんを新調したのだけど、大正解だったね…。
ここ数年愛用していたのーぱそさんだったら息してなかったね…。
あと、体験版に収録されていた有珠の戦闘シーンの演出がさらにグレートアップしていたことに大変驚きました。
どこまでこだわってるんだ、限界知らずなの…!?と若干戦慄してしまったのはここだけの話です。
音楽については、公式サイトにて流れていた「魔法使いの夜~メインテーマ~」、先行公開されていた「蒼崎青子」からして大変ツボな楽曲が多そうで楽しみにしていたのですが、期待していた以上に素晴らしかったです!
サントラ買おう。絶対買おう。
総まとめとしては、もっと小話が読みたかったような、ちょうどいい長さだったような、というどちらともつかない読後感でした。
というか、もっと三人の生活を見ていたかったよう。
ファンディスクとか出すにしたって要素少なすぎて難しそうだし…。
あと、事の顛末を知っているとラストバトルはどうしてもちょっぴり物足りないものがあったかなぁ、というのも正直なところです。
いや、でも魔法行使シーンは別格ですよ!?
ちょっと読み解けてないところがあるので、終盤については要再プレイですが!
そんなこんなで久々にTYPE-MOONの新作を読むことができて概ね満足しております。
あ、橙子さんに飼われちゃう草十郎とか見てみたかtt)`Д)、;'.・