【ダンロン2】全体の感想

前作をプレイしてからちょうど1年、スーパーダンガンロンパ2をクリアしました！
前作同様、ネタバレが致命的な作品なので以下折りたたみで。
ざっくりとした感想は「前作のほうがおもしろかったなぁ…」な不満が目立つかも。

■登場人物

今作はこのキャラが好きで好きでたまらない！というキャラがいなかったり。
良くも悪くも前作キャラを踏襲しており、そこから抜け出しきれていないように感じました。
九頭龍を庇うためのふりとはいえ、ペコが殺人鬼キラキラちゃんを名乗ったときの「またかよ…」というモノクマの台詞に全てが集約されているように思います。

強いていえば、七海とウサミちゃんのコンビが一番好きです！
NPCということで作られた存在ですが、みんなを助けようとした姿にはほろりときました。
でも、前作のアルターエゴと比べるとどこか物足りなく感じてしまいました…。

次点では九頭龍＆ペコ。
序盤の九頭龍は本当に自分勝手で嫌なやつに見えてしまうのですが、ペコの死を乗り越えて成長していく姿はなかなかかっこよかったと思います。
あと、妙に繊細なところもポイント高し！(黙れ)
ペコはもふもふに飢えている姿がかわいくてですね…！
動物に好かれるコツを田中に聞きにいこうとそわそわしている姿がよかったです。
そんなわけで、

九頭龍とペコがぬこをもふもふしてる画像ください。

西園寺は毒舌かわいい。
生い立ちのせいか幼稚なところもありますが、どこか憎めないキャラでした。
小泉に懐いてる姿がかわいかったのと中の人の力が大きいからかも知れぬ…。
あと、ビッグバン西園寺ずるい。

田中のわかりにくいやさしさにもじんわりときた。
重度の厨二病を患っていらっしゃる発言とは裏腹に、誰よりも仲間のことを想っていたのではないかと思います。

花村はナイスネタキャラでしたねｗｗｗ
守備範囲広すぎ＆下ネタオンパレードでギャグ要員として申し分ないスペックなのに、あんな序盤で脱落してしまうとは…。
個人的には終盤まで残っていてほしかったキャラです。

　

　

■シナリオ

序盤は前作との繋がりが気になって仕方がなかったのですが、世界のカラクリを解き明かしていくCHAPTER.6がイマイチだったり。
実はゲームでしたー！とか今作の15人は超高校級の絶望の生き残りだったとか、夢オチ並みのオチで絶望したよ！
…その点では江ノ島ちゃんの目論見通りか。
また、前作キャラである苗木、霧切さん、十神と途中参戦するのですが、霧切さんと十神の人数合せのためだけに登場させた感が拭いきれない。
苗木だけでなく、二人にももう少し活躍の場があってもよかったのではないかと思うのですよ…！(特に十神はかませ犬的な意味で)
あと、苗木vs江ノ島ちゃんのときの今作キャラのモブキャラ化っぷりはもう少し何とかならなかったのだろうか…。

狛枝と十神(超高校級の詐欺師)についてもミスリードを狙っているのだろうとは思っていましたが、ここまで前作と関係がないとは…。
プレイヤーの期待をいい意味で裏切ってくれるのがダンガンロンパのよさだと思うのですが、この点に関しては痛快でも何でもなかったです。
取り敢えず、超高校級の幸運のみなさんは全員「ナエギマコト」のアナグラムなのかしら、とか益体もないことを考えてしまったのぜ…！

おしおきも前作ほどインパクトがなかったかも。
花村のおしおきは凝っていましたが、その後のペコや罪木、田中の殺し方はもう少しひねりがほしかった。
江ノ島ちゃんが精魂込めて用意したおしおきのわりにはつまらないな、と思ってしまいました。
あと、前作ではモノクマ劇場が大好きだったのですが、今作はイマイチ。
モノミちゃんとのかけあいはそこそこおもしろかったものもあるのですが、ブラックユーモア分が物足りない気がしました。

　

　

■システム・音楽

前作以上にパワーアップした学級裁判パートは正直長すぎて疲れた…。
バリエーションを増やし工夫されていたのですが、長丁場のせいかそれほど爽快感はありませんでした。

楽曲については前作のアレンジが多かったのと新曲でそれほど好きな曲がなかったのとで、あまり記憶には残っていなかったり。
あっ、やっぱり訂正！
「Welcome DANGAN IsLand!!」は偽OPのおかげで強烈に印象に残りました！！
ぼーっとしていると不意に脳内再生される程度には！輪るピングドラムのプリクリ様変身バンク並みのインパクトです！

　

　

■おまけ

正直、おまけが一番おもしろかったです！

魔法少女ミラクル★モノミ
簡単なアクションゲームですが、とてもよい息抜きになりました。
モノケモノを倒したときの血飛沫とかいいですね…！(うっとり)
モノクマはラスボスらしくもう少し強くてもよかったかと。
一応HARDモードで全クリ済みです。

アイランドモード
モノクマに更正システムを乗っ取られなかった場合のらーぶらーぶ！な南国生活が送れます。
素材を集めて物を作るミニゲームは結構好きなので、地味に楽しかったです。
本来の目的は希望のかけらを集めて親密度を上げていくことなのですが、そっちがおざなりになっていたのは秘密でs)｀Д)､;'.･
おでかけは希望のかけらの集まり具合とか親密度の高さでもう少しバリエーションがあればもっとよかったかなぁ、と思いますです。

IFストーリー「希望の脱出装置と絶望の残念無双」
待ってました、我らの残念お姉ちゃん！
というわけで、すごく楽しませていただきました！
苗木に密かに想いを寄せるむくろちゃんがいいですね、超高校級の軍人スキル全開なむくろちゃんも大変いいですね…！！(*´∀｀)=3
もう少しあのIF世界に浸っていたかったです。

　

　

というわけで、本編だけだと前作のほうが圧倒的におもしろかったと思います。
おまけを入れるとその差ももう少し埋まるかなー、といったところでしょうか。
個人的には、ラストのオチが拍子抜けだったのがいただけない最大の要因だと思います。